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しやかさま
ふりがな文庫
“しやかさま”の漢字の書き方と例文
語句
割合
釋迦樣
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
釋迦樣
(逆引き)
盜んだ金を惠まれたつて、好い心持のものぢやあるめえ。惡事を働いて人助けをするなんてのは、お
釋迦樣
(
しやかさま
)
も御存じの無い善根だよ
銭形平次捕物控:042 庚申横町
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
若
(
も
)
しお
釋迦樣
(
しやかさま
)
の云はれたやうな未來があつても、
殺人者
(
ひとごろし
)
が極樂へ行つて、慈善家が針の山へ追はれたりしたら、皆んなの當てが
外
(
はづ
)
れて餘程變なことになるでせうね。
仮面
(旧字旧仮名)
/
正宗白鳥
(著)
三五郎は何分承知せず然樣なら御
釋迦樣
(
しやかさま
)
の時は
極樂
(
ごくらく
)
へ
遣
(
やり
)
今の時代は地獄へ御
引導
(
いんだう
)
成
(
なさ
)
れますか
憚
(
はゞか
)
りながら
出家
(
しゆつけ
)
の御身分は何と御
心得
(
こゝろえ
)
成
(
なさ
)
れますぞと
顏色
(
かほいろ
)
變
(
かへ
)
て言ひければ役僧は
己
(
おのれ
)
不屆至極
(
ふとゞきしごく
)
な奴なり
汝
(
おのれ
)
は大方
搖
(
ゆす
)
り
騙
(
かたり
)
に相違は有まいコリヤ男共此
奴
(
やつ
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
何と心得居る
駿
(
すん
)
遠
(
ゑん
)
參
(
さん
)
三ヶ國の
總祿所
(
そうろくしよ
)
八百ヶ寺の
觸頭
(
ふれがしら
)
寺社奉行直支配の寺なるぞ
其住職
(
そのぢうしよく
)
の
大和尚
(
おほをしやう
)
へ
直談
(
ぢきだん
)
致などとは不屆至極なりと云に三五郎は
否
(
いや
)
夫は御前樣の仰なくとも承知で御座る
寺社
(
じしや
)
奉行樣の御直支配は
扨置
(
さておき
)
假令
(
たとへ
)
宮樣
(
みやさま
)
御門跡樣でも御願申上からは御
逢
(
あひ
)
下されぬと云儀は
憚
(
はゞか
)
りながら御座るまじ御
釋迦樣
(
しやかさま
)
は
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
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