“しほばな”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
潮頭33.3%
鹽花33.3%
𪉩花33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
生理的の血行に心理的の想念等の加はつて夢の成るは、比へて見れば潮頭しほばなといふ進潮あげしほの初、又は退潮ひきしほの初に當つて、やゝもすれば風の之に加はるのに甚だ酷く似て居る。
努力論 (旧字旧仮名) / 幸田露伴(著)
鹽花しほばなこそふらねあとは一まづして、若旦那わかだんな退散たいさんのよろこび、かねしけれどにくければいゑらぬは上々じやう/\なり、うすればのやうに圖太づぶとくなられるか
大つごもり (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
いまいまなくなつたらさびしかろうとおひなされたはほんの口先くちさき世辭せじで、あんなものはやてゆけとはうき𪉩花しほばなちならんもらず、いゝになつて御邪魔おじやまになつて
ゆく雲 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)