“しきせ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
仕着89.7%
仕為着3.4%
制服3.4%
給服3.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
よく召使めしつかい仕着しきせに、じぶんの着料きりょうよりもじょうとうな布をもちいるものがありますが、わたくしもじぶんの影を人間にしたててあるのです。
もっぱら西洋の割烹りょうりを用い。家屋すまいも石造玻窓はそうにかぎり。衣服は筒袖呢布らしゃならでは着するをいとい。家の婢僕ひぼくに至るまでも。わが国振りの衣服を着せしめず。皆洋服の仕為着しきせを用いしむるまでにして。
藪の鶯 (新字新仮名) / 三宅花圃(著)
あの嫉妬家やきもちやき奉公ほうこうするのはよしゃれ。彼奴あいつ制服しきせ青白あをじろ可嫌いやいろぢゃゆゑ、阿呆あはうほかれもぬ、いでしまや。……おゝ、ありゃひめぢゃ。
マーキュ やつぢゃ? へん、ロミオが足下おぬしやっこなものか? 何時いつ足下おぬし給服しきせせた? はて、さきって決鬪場ばしょきゃれ、ロミオも隨行ともをせう。それがやっこやくなら、ロミオは足下樣おぬしさまのお抱奴かゝへやっこぢゃ。