“さておき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
扨置33.3%
休題33.3%
偖置33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
掛ずわるゆめだと斷念あきらめて御辛抱しんばうを成されなば大旦那にも安心あんしん致され家督かとくを御ゆずり有れんと思ひめぐらすことも有ば何は扨置さておき御家督を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
取落したるとや夫はゆめにても見しならん萬一もしまことに落したり共此所の店にては有まじ夫れは外をさがされよかうた處が二十兩は扨置さておき二兩の金も持るゝ樣な人物ひとがらならずと散々に罵りければ老人はかうべ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
休題さておき、南町の桐楊塾は、監督が祖母さんで、同窓がむすめたちで、更にはばかる処が無いから、天下泰平、家内安全、鳳凰は舞い次第、英吉は遊び放題。
婦系図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
調とゝのへてやり其外劇場しばゐ見物花見遊山などにも同道して只管ひたすら氣に入るゝやうにぞ仕掛ける夫は偖置さておき爰に澤井友次郎夫婦ならびに若黨わかたう忠八は藤澤宿を立て其の日の中に江戸につきまづ馬喰町の宿屋に足を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)