“さしいだ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
差出91.7%
指出8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
源助はもとより人がいからお國に奸策わるだくみあるとは知らず、部屋へ参りて孝助の文庫を持って参ってお國の前へ差出さしいだすと、お國は文庫のふたを明け
らに奇怪きかいなりしは仏国公使の挙動きょどうにして本来ほんらいその事件には全く関係かんけいなきにかかわらず、公然書面を政府に差出さしいだ
遂て遣はすシテ其遺書かきおき持參ぢさん致居るかと問るゝに御意ぎよいの如く持參ぢさん仕つりしと吉兵衞は懷中ふところより取出して指出さしいだしければ越前守殿是を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
急がせ江戸へ出しが是迄老中松平右近將監殿へ度々用金を指出さしいだせしえんあればとて吉右衞門は屋敷へいたり喜八の一件を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
種々さま/″\詫言わびごとなし漸々にして追々に償ふ事をゆるされしかば直樣すぐさま引取の一さつ指出さしいだし久八を連歸りけるは無慈悲むじひなりける有樣なり久八は子供こどもの時より主人を大切と我が身の苦患くげん
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)