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さいくもの
ふりがな文庫
“さいくもの”の漢字の書き方と例文
語句
割合
細工物
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
細工物
(逆引き)
仕上の職人がいくら上手でも一度に沢山の
細工物
(
さいくもの
)
を仕上げる時は一々その細工物の不完全な点を直していられない。イヤいられないのではない、直す力がないのだ。
食道楽:秋の巻
(新字新仮名)
/
村井弦斎
(著)
文
(
ふみ
)
を
懷
(
ふところ
)
にして
令孃
(
ひめ
)
の
部屋
(
へや
)
に
來
(
き
)
し
時
(
とき
)
は、
末
(
すゑ
)
の
姉君
(
あねぎみ
)
此處
(
こヽ
)
にありて、お
細工物
(
さいくもの
)
の
最中
(
もなか
)
なるに、
今
(
いま
)
見
(
み
)
せては
惡
(
わ
)
るかるべしと、
情實
(
わけ
)
は
素
(
もと
)
より
知
(
し
)
る
筈
(
はず
)
なけれど、
吾助
(
ごすけ
)
とも
言
(
い
)
はで
遊
(
あそ
)
び
居
(
ゐ
)
けるが
暁月夜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
娘の
品
(
ひん
)
や身なりから
推
(
お
)
しても、てッきり、紋くずしの
平打
(
ひらうち
)
とかばら
斑
(
ふ
)
の櫛のあつらえとかいうに相違ないと
合点
(
がてん
)
したところが、何か使い古しの
細工物
(
さいくもの
)
でも金に代えたいらしい口ぶりで
江戸三国志
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
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(11作品)
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