“ごいせい”の漢字の書き方と例文
語句割合
御威勢100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
おんあるじ、大いなる御威光ごいこう、大いなる御威勢ごいせいを以て天下あまくだり給い、土埃つちほこりになりたる人々の色身しきしんを、もとの霊魂アニマあわせてよみ返し給い、善人は天上の快楽けらくを受け
おぎん (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
天皇てんのうは、神樣かみさまでいらつしやる。それでこの普通ふつうならば、そらくもなかつてゐるかみなり、そのかみなりであるところのやまうへに、小屋こやがけをして、おとまりになつてゐることよ。えらい御威勢ごいせいだ。
歌の話 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
この近所きんじょ揚弓場ようきゅうばねえさんなららねえこと、かりにもおまえさん、江戸えどばん評判ひょうばんのあるおせんでげすぜ。いくら若旦那わかだんな御威勢ごいせいでも、こればッかりは、そう易々やすやすたァいきますまいて
おせん (新字新仮名) / 邦枝完二(著)