“こうど”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:コウド
語句割合
黄土37.5%
合渡12.5%
后土12.5%
河渡12.5%
香奴12.5%
高度12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
東台の桜、亀井戸の藤は黄土こうどママために身を汚し天使の形に悪鬼の霊を注入せし妖怪物の特有なるか、たれがために富嶽は年々荘厳なる白冠を戴くや、誰がために富士川の銀線はその麓を縫うや
基督信徒のなぐさめ (新字新仮名) / 内村鑑三(著)
南は厚見あつみ加納かのうの平野から、西は合渡こうど鏡島かがしまなど長良川の流脈へわたって、織田軍の攻進は、日夜進んでいた。
新書太閤記:03 第三分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
皇天こうてんの下、后土こうどの上に、いかなる恵みか、人間という生命いのちをむすんだ一個の血ある物でしかなかった。
新書太閤記:03 第三分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
明日は上有知かみうち泊り、それから長良川ながらがわ河渡こうどまで舟で下って赤坂泊りはにならぬ。
大菩薩峠:32 弁信の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
「お父さんが寝ているかいないかを見て、寝ているなら、そっと香奴こうどんでこい」
嬌娜 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
「しかし、とうとい犠牲ぎせいじゃないか。」と、ぼくは、かんたんにこたえたものの、なにもらない、おとなしい動物どうぶつが、高度こうど発熱はつねつをしたり、からだの自由じゆううしなって、くるしんだりするのかとおもうと
世の中のために (新字新仮名) / 小川未明(著)