“ごうど”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
神戸50.0%
合渡16.7%
川渡16.7%
郷土16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
神戸ごうどの通りを真直ぐに左に海中へ突出した東御殿、右は奉行屋敷へ続く西御殿、石をもって掘割のように築き成した波止場伝い、その間にもやっている異種異様の船々、往来ゆききの荷船
大菩薩峠:32 弁信の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
かけはし合渡ごうどから先は木曾川も上流の勢いに変わって、山坂の多い道はだんだん谷底へとくだって行くばかりだ。半蔵らはある橋を渡って、御嶽おんたけの方へ通う山道の分かれるところへ出た。
夜明け前:01 第一部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
美濃の川渡ごうどなどは大往還の駅であって、すでに『太平記』以前から知られている。
地名の研究 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
と、郷土ごうどの人たちのことばはあたたかく、わずかなかねをさいて合力ごうりきしたり、にぎめしをとってちゃをついでくれたりして、なぐさめてくれているうちに、いつか話がそれて、だれも気がつかないすきまだった。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)