“かんべ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
神戸82.4%
神部11.8%
上部5.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
私の故郷は、伊勢の神戸かんべという小さな城下町ですが、小学校の門を、いっしょにくぐった人たちは、四、五十人もあったでしょう。
般若心経講義 (新字新仮名) / 高神覚昇(著)
種々の物を飾りに附け尽すによるという説がある。また一説には神部かんべの家では毎年ふるいものを取り替えず、次々に新しいものを重ねておくゆえに、多いという意味でツクスというのだとも説く。
地名の研究 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
ござります——それは裾野すそのよりご帰参の上部かんべどのが、一月ひとつきあまりお屋敷にこもって、苦心のすえ作戦された、秀吉ひでよし袋攻ふくろぜめの奇陣きじん、必勝の布陣ふじん、軍旅の用意にいたるまで
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)