神部かんべ)” の例文
盛政、徳山五兵衛尉を呼んで、長篠合戦の時、鳶巣山の附城を焼立てた故智に習うべしと命じた。徳山即ち神部かんべ兵大夫に一千騎を添えて、敵の背後の方へ向わせた。
賤ヶ岳合戦 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
種々の物を飾りに附け尽すによるという説がある。また一説には神部かんべの家では毎年ふるいものを取り替えず、次々に新しいものを重ねておくゆえに、多いという意味でツクスというのだとも説く。
地名の研究 (新字新仮名) / 柳田国男(著)