“うわかわ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
上皮68.8%
表面12.5%
上面6.3%
上部6.3%
表皮6.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
なにもかもきれいに食べちまってさ、づけおやになるなんていっちゃあ食べて、はじめは上皮うわかわをなめ、それから半分はんぶんぺろりとやって、そのつぎには……
雪の表面うわかわが溶け、小さな流れをつくって大急ぎで沢のなかへ流れこみ、山襞や岩の腹についていた雪は大きな塊になってあわてふためいて谷の底へころがりおちる。
葡萄蔓の束 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
上等の家ではそんな事もありませんが人の悪い西洋料理屋になりますと腐りかかった牛肉の上面うわかわいで中身はビフテキなんぞにして腐った処を崩してルリーの葉を交ぜて悪い匂いを
食道楽:秋の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
少し加えてよくぜて別に白身を雪のように泡立てて泡の消えないように軽く黄身を交ぜて鍋へ油を敷いてその中へ流し込む時箸の先かあるいは匙で上面うわかわを拡げて鍋一杯にして両端を
食道楽:秋の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
私は上部うわかわの事実以上の真相をここに書いています。それは今私にだけ解っている真相なのです。しかし未来では誰にでも解らなければならない真相なのです。
明暗 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
地上の雪の降り積った表皮うわかわは、荷馬車や荷車の重たい車輪に鋤き返されて、深い皺を作っていた。