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けぼり
ふりがな文庫
“けぼり”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句
割合
毛彫
80.0%
牙彫
20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
毛彫
(逆引き)
形
(
かたち
)
に
現
(
あら
)
はされたもので、
最
(
もつと
)
も
古
(
ふる
)
いと
思
(
おも
)
はれるものは
山東省
(
さんとうしやう
)
の
武氏祠
(
ぶしし
)
の
浮彫
(
うきぼり
)
や
毛彫
(
けぼり
)
のやうな
繪
(
ゑ
)
で、
是
(
これ
)
は
後漢時代
(
ごかんじだい
)
のものであるが、
其
(
その
)
化物
(
ばけもの
)
は
何
(
いづ
)
れも
奇々怪々
(
きゝくわい/\
)
を
極
(
きは
)
めたものである。
妖怪研究
(旧字旧仮名)
/
伊東忠太
(著)
あの
鈴形
(
すずなり
)
に澄んだ目も、きりッと
蕾
(
つぼ
)
んだ口元も、
板木師
(
はんぎし
)
が一本一本
毛彫
(
けぼり
)
にかけたような髪の
生
(
は
)
えぎわも、ふるいつきたい
襟
(
えり
)
あしの魅力も、
小股
(
こまた
)
のきれ上がった肉づきも、おれの手にかかれば翌朝は
鳴門秘帖:01 上方の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
けぼり(毛彫)の例文をもっと
(4作品)
見る
牙彫
(逆引き)
「もう一つ、三日前に八五郎が、この脇差と
牙彫
(
けぼり
)
の
根附
(
ねつけ
)
を一つ、十兩で吉三郎に賣つたさうだ。少しわけがあつて、それを返して貰ひたいんだが」
銭形平次捕物控:083 鉄砲汁
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「いゝ加減にしないか、八。吉三郎の狙つたのは、
赤鰯
(
あかいわし
)
ぢやなくて
牙彫
(
けぼり
)
の根附だつたかも知れないな——兎に角、十兩の金を持つて行つて、脇差と根附けを買ひ戻して來るがいゝ」
銭形平次捕物控:083 鉄砲汁
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
その時自分の船より一と足先に岸へ
漕
(
こ
)
ぎ寄せた傳馬が、炭俵と米俵を二十五六
俵
(
べう
)
陸
(
をか
)
へ揚げて、サツサと大川を漕ぎ戻つたのを見てゐると、足元の石垣の上に、
牙彫
(
けぼり
)
の圓いものが一つ
銭形平次捕物控:083 鉄砲汁
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
けぼり(牙彫)の例文をもっと
(1作品)
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