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牙彫
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けぼり
ふりがな文庫
“
牙彫
(
けぼり
)” の例文
「もう一つ、三日前に八五郎が、この脇差と
牙彫
(
けぼり
)
の
根附
(
ねつけ
)
を一つ、十兩で吉三郎に賣つたさうだ。少しわけがあつて、それを返して貰ひたいんだが」
銭形平次捕物控:083 鉄砲汁
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「いゝ加減にしないか、八。吉三郎の狙つたのは、
赤鰯
(
あかいわし
)
ぢやなくて
牙彫
(
けぼり
)
の根附だつたかも知れないな——兎に角、十兩の金を持つて行つて、脇差と根附けを買ひ戻して來るがいゝ」
銭形平次捕物控:083 鉄砲汁
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
その時自分の船より一と足先に岸へ
漕
(
こ
)
ぎ寄せた傳馬が、炭俵と米俵を二十五六
俵
(
べう
)
陸
(
をか
)
へ揚げて、サツサと大川を漕ぎ戻つたのを見てゐると、足元の石垣の上に、
牙彫
(
けぼり
)
の圓いものが一つ
銭形平次捕物控:083 鉄砲汁
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
牙
常用漢字
中学
部首:⽛
4画
彫
常用漢字
中学
部首:⼺
11画
“牙彫”で始まる語句
牙彫師
牙彫家