“きょこう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
虚構40.0%
虚吼20.0%
許貢10.0%
挙行10.0%
恐慌10.0%
虚高10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
創作家が、自分の主観で、勝手に空想し捏造ねつぞうした虚構きょこうの事件は、それを表現してもしんの芸術とはしょうし難い。
小僧の夢 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
大正六年五月十二日 虚吼きょこう、吏青嵐、煙村、楚人冠そじんかん等と小集。鶴見花月園みどり。
五百句 (新字旧仮名) / 高浜虚子(著)
呉郡の太守に、許貢きょこうという者がある。その家臣が、渡江の途中、孫策の江上監視隊に怪しまれて捕われ、呉の本城へ送られてきた。
三国志:06 孔明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
孫策は怒って、直ちに、許貢きょこうの居館へ詰問きつもんの兵をさし向けた。そして許貢をはじめ妻子眷族けんぞくをことごとく誅殺ちゅうさつしてしまった。
三国志:06 孔明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
それからまもなく少年連盟は総動員そうどういんをもって海ひょう狩りの遠征を挙行きょこうした。
少年連盟 (新字新仮名) / 佐藤紅緑(著)
いよいよ第二の探検たんけん挙行きょこうすることになった、第一のときには主として富士男が指揮者しきしゃとなったが、こんどは富士男がるす役をして、ゴルドン、ドノバン、バクスター、イルコック、ウエップ
少年連盟 (新字新仮名) / 佐藤紅緑(著)
しかし自分の意識が刻々うすれていくのに気がつき恐慌きょこうした。
霊魂第十号の秘密 (新字新仮名) / 海野十三(著)
いまにわか虚高きょこうの辞をすものと断ずからず。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)