“かつがう”の漢字の書き方と例文
語句割合
渇仰100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
うちこそ、みねくもに、たにかすみに、とこしへふうぜられて、自分等じぶんら芸術げいじゆつかみ渇仰かつがうするものが、精進しやうじんわしつばさらないでは、そま山伏やまぶし分入わけいこと出来できぬであらう。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
男の聖者ひじりが多く女の聖者ひじり渇仰かつがうするに対して、女の聖者ひじりは大抵男の聖者ひじり帰依きえをする。ロヨラは聖母マリヤの信仰家であつたが、婦人の多くはナザレの耶蘇ヤソと精神的結婚を遂げてゐるのだ。
あひがたき教へを受けて渇仰かつがう
取返し物語 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)