“かつごう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
渇仰97.8%
黠豪2.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それもカ氏のような黒い印度人の眼から見ればこそ渇仰かつごうに値するかも知れないが、私たちの眼からはやはりふだん見慣れている
ナリン殿下への回想 (新字新仮名) / 橘外男(著)
到底今日の登山客を招致することも、また槍ヶ岳が自然崇拝者の、渇仰かつごうの標的となるようなことも、出来なかったであろう。
上高地風景保護論 (新字新仮名) / 小島烏水(著)
諸王は国中になげきて、京に至るを得る無かれ、と云えるは、けだその諸王其の封を去りて京に至らば、前代の遺孽いげつ、辺土の黠豪かつごう等、あるいは虚に乗じて事を挙ぐるあらば、星火も延焼して
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)