“かすみ”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:カスミ
語句割合
98.0%
加住0.4%
0.4%
0.4%
0.4%
香住0.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
千葉県ちばけんかすみうらの上空から西南せいなんを望んだとすると、東京湾が見え、その先に伊豆半島いずはんとうが見える位が関の山だが、赤外線写真で撮すと
赤外線男 (新字新仮名) / 海野十三(著)
東京府南多摩みなみたま加住かすみ村大字宮下にある白沢はくたくの図、神奈川県津久井つくい千木良ちぎら村に伝わる布袋ほてい川渡りの図であったが、後者は布袋らしく福々しいところは少しもなく
山の人生 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
ああ、かすみに見ゆる観世音の額の金色こんじきと、中をしきって、霞の畳まる、横広い一面の額の隙間から、一条ひとすじたらりと下っていた。
白花の朝顔 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
倦怠アンニュイとはまるで正反対のあの幸福な気分、——心の視力を蔽うていたかすみ—— άχλυς ἤ πρἱν έπῆεν がとれ、知力は電気をかけられたように
群集の人 (新字新仮名) / エドガー・アラン・ポー(著)
雲をかすみに逃げた——といふだけしか解りません。
香住かすみの大乘寺は俗に應擧寺といつて、山陰方面では圓山應擧の畫で知られてゐる。
山陰土産 (旧字旧仮名) / 島崎藤村(著)