“津久井”の読み方と例文
読み方割合
つくい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
比較はどこまでもして見なければならぬ。東京の近くでは相州の津久井つくいの山村などが、どこでもタケニ草をササヤケといっている。
溝口桂巌、字は景弦、名は子直といい相州三浦郡津久井つくいの素封家であったが、明治維新の後産を失い、明治三十一年正月八十一歳で没したという。
下谷叢話 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
桂川けいせん詩集』、『遊相医話ゆうそういわ』などという、当時の著述を見たらわかるかも知れぬが、わたくしはまだ見るに及ばない。寿蔵碑じゅぞうひには、浦賀うらが大磯おおいそ大山おおやま日向ひなた津久井つくい県の地名が挙げてある。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)