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津久井
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つくい
ふりがな文庫
“
津久井
(
つくい
)” の例文
比較はどこまでもして見なければならぬ。東京の近くでは相州の
津久井
(
つくい
)
の山村などが、どこでもタケニ草をササヤケといっている。
野草雑記・野鳥雑記:01 野草雑記
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
溝口桂巌、字は景弦、名は子直といい相州三浦郡
津久井
(
つくい
)
の素封家であったが、明治維新の後産を失い、明治三十一年正月八十一歳で没したという。
下谷叢話
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
『
桂川
(
けいせん
)
詩集』、『
遊相医話
(
ゆうそういわ
)
』などという、当時の著述を見たらわかるかも知れぬが、わたくしはまだ見るに及ばない。
寿蔵碑
(
じゅぞうひ
)
には、
浦賀
(
うらが
)
、
大磯
(
おおいそ
)
、
大山
(
おおやま
)
、
日向
(
ひなた
)
、
津久井
(
つくい
)
県の地名が挙げてある。
渋江抽斎
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
隠れ座頭は
弘
(
ひろ
)
く奥羽・関東にわたって、巌窟の奥に住む
妖怪
(
ようかい
)
と信ぜられ、相州の
津久井
(
つくい
)
などでは
踏唐臼
(
ふみからうす
)
の下に隠れているようにもいっていた。
山の人生
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
東京から見えている
津久井
(
つくい
)
地方の山村でも、水恋鳥という名は人がよく知っているにもかかわらず、別にこれをバクロノカカという俗称がある。
野草雑記・野鳥雑記:02 野鳥雑記
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
▼ もっと見る
東京府
南多摩
(
みなみたま
)
郡
加住
(
かすみ
)
村大字宮下にある
白沢
(
はくたく
)
の図、神奈川県
津久井
(
つくい
)
郡
千木良
(
ちぎら
)
村に伝わる
布袋
(
ほてい
)
川渡りの図であったが、後者は布袋らしく福々しいところは少しもなく
山の人生
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
津久井
(
つくい
)
の
内郷
(
うちごう
)
などでは赤飯の重箱を穴の口に置いてくると、
兎
(
うさぎ
)
や
雉子
(
きじ
)
の類を返礼に入れて返したなどともうそろそろ昔話に化し去らんとしているが、
秩父
(
ちちぶ
)
の
三峯山
(
みつみねさん
)
では今もって厳重の作法があって
山の人生
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
津
常用漢字
中学
部首:⽔
9画
久
常用漢字
小5
部首:⼃
3画
井
常用漢字
小4
部首:⼆
4画
“津久井”で始まる語句
津久井県