“三峯山”の読み方と例文
読み方割合
みつみねさん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そこから武蔵国むさしのくにの境を越して、児玉村に三日いた。三峯山みつみねさんに登っては、三峯権現ごんげんに祈願をめた。八王子を経て、甲斐国かいのくにに入って、郡内、甲府を二日に廻って、身延山みのぶさん参詣さんけいした。
護持院原の敵討 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
津久井つくい内郷うちごうなどでは赤飯の重箱を穴の口に置いてくると、うさぎ雉子きじの類を返礼に入れて返したなどともうそろそろ昔話に化し去らんとしているが、秩父ちちぶ三峯山みつみねさんでは今もって厳重の作法があって
山の人生 (新字新仮名) / 柳田国男(著)