“かうかく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
磽确40.0%
殽核20.0%
肴核20.0%
高閣20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
八月はちぐわつ上旬じやうじゆん……敦賀灣つるがわん眞上まうへ磽确かうかくたる岨道そばみちを、くるま大日枝山おほひだやまよぢたのであつた。……
麻を刈る (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
家にあるに手杯てさかづきかず、客至れば直に前にならべた下物げぶつを撤せしめて、新に殽核かうかくを命じた。そして吾家に冷羮残炙れいかうざんしやを供すべき賤客は無いと云つたさうである。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
海棠かいどう酔った我膳の前の春はたちまち去って、肴核かうかく狼藉ろうぜき骨飛び箸転がるのときとなった。
油地獄 (新字新仮名) / 斎藤緑雨(著)
それよりももつと突き詰めたことをいへば、大学が古書を高閣かうかくつかねるばかりで古書の覆刻ふくこくを盛んにしなかつたのも宜敷よろしくない。