“かいいん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
誨淫37.5%
会員12.5%
会飲12.5%
會員12.5%
槐蔭12.5%
槐陰12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
『絵入教訓近道』は題名の如く春水が教訓を標榜した草双紙であるが、然し此場合の教訓は誨淫かいいんの書といわれる人情本を勧善懲悪などというよりも名実相副うものであろう。
春水と三馬 (新字新仮名) / 桑木厳翼(著)
「あのはげあたまがかい。なんで、敏感びんかんきみが、ばかなもんか。はげあたまこそ、大酒おおざけのみの酒乱しゅらんなんだよ。よくPTAピーティーエー会員かいいんいえで、へべれけになるんだそうだ。」と、いって、ケーわらいました。
天女とお化け (新字新仮名) / 小川未明(著)
というのは、それぞれの部にある局部長らの人物もみな一トかどの人物だし、それらの者との談笑会飲かいいんやら話のおもしろさといったらない。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
此調査會このちようさかい會員かいいん全部ぜんぶ日本人につぽんじんであつて、地震學ぢしんがく物理學ぶつりがく地質學じしつがく地理學ちりがく土木工學どぼくこうがく建築學けんちくがく機械工學きかいこうがくとう地震學ぢしんがく理論りろんならび應用おうようかんした學問がくもんおいてわがくに第一流だいゝちりゆう專門家せんもんか網羅もうらしたものであつた。
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
大沼次郎右衛門は杉井と号し、また槐蔭かいいんと号して茶技俳諧を善くした。嘉永元年家を弟又三郎に譲り、致仕ちしして後は富商の家に出入して茶技俳句を教えていた。
下谷叢話 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
〕また他の側面には「におなくやから崎の松志賀の花。槐陰かいいん。」となした発句が刻してある。
下谷叢話 (新字新仮名) / 永井荷風(著)