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誨淫
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かいいん
ふりがな文庫
“
誨淫
(
かいいん
)” の例文
また自分たちが
猥雑
(
わいざつ
)
な心もちにとらわれやすいものだから、
男女
(
なんにょ
)
の情さえ書いてあれば、どんな書物でも、すぐ
誨淫
(
かいいん
)
の書にしてしまう。
戯作三昧
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
『絵入教訓近道』は題名の如く春水が教訓を標榜した草双紙であるが、然し此場合の教訓は
誨淫
(
かいいん
)
の書といわれる人情本を勧善懲悪などというよりも名実相副うものであろう。
春水と三馬
(新字新仮名)
/
桑木厳翼
(著)
源氏物語を
誨淫
(
かいいん
)
の書と考え、その作者紫式部の死後百年程経て、式部はああ言ういけないそらごとを書いた為に地獄へ
堕
(
お
)
ちて苦しんでいる、と言うことさえ信じられていた程である。
反省の文学源氏物語
(新字新仮名)
/
折口信夫
(著)
“誨淫”の意味
《名詞》
誨淫(かいいん)
淫らな知識を教えること。「誨」は「教える」の意。
(出典:Wiktionary)
誨
漢検1級
部首:⾔
14画
淫
常用漢字
中学
部首:⽔
11画
“誨”で始まる語句
誨
誨誡