“うらめ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
50.0%
30.0%
可怨10.0%
可恨10.0%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
例えられぬほどうらめしく思われるに反して、蘿月の伯父さんの事がなんとなく取縋とりすがって見たいようになつかしく思返された。
すみだ川 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
「伏姫は此形勢ありさまを。つく/″\と見給ひて。此犬誠に得度とくどせり。うらめるものゝ後身さいらいなりとも。既に仏果を得たらんには。」云々しか/″\
彼はいとつらしとやうに、うらめしとやうに、さては悲しとやうにも直行をるなりけり。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
人に物を思わせたる報酬むくいはかくぞとののしりて、下枝が細き小腕こがいなを後手にじ上げて、いましめんとなしければ、下枝は糸よりなお細く、眼を見開きてうらめしげに、
活人形 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「まあ、砂がついて、あれ、こんなに、」と可怨うらめしそうに、袖についたほこりを払おうとしたが、ふと気を着けると、たもと冷々ひやひやと湿りを持って、まみれた砂も落尽くさず、またその漆黒な髪もしっとりと濡れている。
黒百合 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
貫一はかく自ら慰めて、さすがに彼の巧言を憎し可恨うらめしとは思ひつつも、げてさあらぬていに聴きゐたるなりけり。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
可恨うらめしげに満枝はことばを絶ちて、横膝よこひざに莨をひねりゐたり。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)