“うはあご”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
上顎60.0%
上頤20.0%
上顋20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
其子そのこの身に宿りしより常に殺気さつきべる夢のみ多く、或時は深山しんざんに迷ひ込みて数千すせんおほかみに囲まれ、一生懸命の勇をならして、その首領しゆりやうなる老狼らうらう引倒ひきたふし、上顎うはあご下顎したあごに手をかけて
母となる (新字旧仮名) / 福田英子(著)
カチ/\とときわにかとおも大口おほぐちくわつひらいて、上頤うはあごめるしたあかい。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
平中は侍従を引き寄せながら、かうその耳にささやかうとした。が、いくら気はいても、舌は上顋うはあごに引ついた儘、声らしいものは口へ出ない。
好色 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)