“うわあご”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
上顎76.5%
上頤17.6%
上腮5.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
卑弥呼は長羅の腕の中から、小枝を払ったほこだちの枝に、上顎うわあごをかけられた父と母との死体が魚のように下っているのを眼にとめた。
日輪 (新字新仮名) / 横光利一(著)
その上歯二枚が一度に抜けたのであるから、上頤うわあごは完全に歯なしとなって、総入歯のほかはない。
はなしの話 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
殊に我々仲間で申しあげるおはなしの年月、口唇くちびるがべろ/\と動き、上腮うわあごと下腮が打付ぶっつかりますうちに二十年は直ぐ、三十年は一口に飛ぶというような訳、考えてみますれば呑気至極でげすがな