“いつしふ”の漢字の書き方と例文
語句割合
一揖100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
俺は新聞でその事を知つて居た。田村が俺と向ひ合つて腰をすゑて俺に一揖いつしふしたから、俺はからかつてやつた。
畜生道 (新字旧仮名) / 平出修(著)
稚兒おさなごはゝよぶやうさしまねぎつ、坐敷ざしきにもらではるかにてば、松野まつのおもかろにあゆみをすゝめて、はや竹椽ちくえんのもとに一揖いつしふするを、糸子いとこかるくけて莞爾にこやかに、花莚はなむしろなかばけつゝ團扇うちわつてかぜおくれば
たま襻 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)