“いっしゅう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
一蹴75.0%
一舟11.1%
一揖8.3%
一酬2.8%
乙州2.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
沼南が大隈おおくま参議と進退をともにし、今の次官よりも重く見られた文部ごん大書記官の栄位を弊履の如く一蹴いっしゅうして野に下り
三十年前の島田沼南 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)
諸臣おおいなげきてようやくに去り、帝は鬼門に至らせたもう。従う者実に九人なり。至れば一舟いっしゅうの岸にるあり。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
老婆をずいと押しやりながら、あっさりと一揖いっしゅうしていいました。
と、勘太も一酬いっしゅうして、かれのわめく顔を、草履で踏んづけた。
梅里先生行状記 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
支考しこう乙州いっしゅうら、去来きょらいに何かささやきければ、去来心得て、病床の機嫌きげんをはからい申していう。古来より鴻名こうめい宗師そうし、多く大期たいご辞世じせい有り。
般若心経講義 (新字新仮名) / 高神覚昇(著)