“いくまんきん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
幾万斤50.0%
幾万金50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ほらざれば家の用ふさ人家じんかうづめて人のいづべきところもなく、力強ちからつよき家も幾万斤いくまんきんの雪の重量おもさ推砕おしくだかれんをおそるゝゆゑ、家として雪をほらざるはなし。
まろびながら雪をまろめ次第しだいに大をなし、幾万斤いくまんきんの重きをなしたるもの幾丈いくぢやうの大石をまろばはしらすがごとく、これが為にあわ/\しき雪おしせかれて雪の洪波つなみをなして大木を根こぎになし
浮世うきよよくかねあつめて、十五ねんがほどの足掻あがきかたとては、ひとには赤鬼あかをに仇名あだなおほせられて、五十にらぬ生涯しようがいのほどを死灰しくわいのやうにおはりたる、それが餘波なごり幾万金いくまんきんいま玉村恭助たまむらけうすけぬしは
われから (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)