“いくとしつき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
幾年月66.7%
幾星霜16.7%
幾月日16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
立花は涙も出ず、声も出ず、いうまでもないが、幾年月いくとしつき、寝てもさめても、夢に、うつつに、くりかえしくりかえしいかに考えても、また逢う時にいい出づべきことばいまだ知らずにいたから。
伊勢之巻 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
道理ことわりめし文角ぬしが、今の言葉にやつがれが、幾星霜いくとしつきの迷夢め、今宵ぞ悟るわが身の罪障思へば恐しき事なりかし。
こがね丸 (新字旧仮名) / 巌谷小波(著)
むかし深山みやまの奥に、一匹の虎住みけり。幾星霜いくとしつきをや経たりけん、からだ尋常よのつねこうしよりもおおきく、まなこは百錬の鏡を欺き、ひげ一束ひとつかの針に似て、一度ひとたびゆれば声山谷さんこくとどろかして、こずえの鳥も落ちなんばかり。
こがね丸 (新字旧仮名) / 巌谷小波(著)