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幾星霜
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いくとしつき
ふりがな文庫
“
幾星霜
(
いくとしつき
)” の例文
道理
(
ことわり
)
切
(
せ
)
めし文角ぬしが、今の言葉に
僕
(
やつがれ
)
が、
幾星霜
(
いくとしつき
)
の迷夢
醒
(
さ
)
め、今宵ぞ悟るわが身の罪障思へば恐しき事なりかし。
こがね丸
(新字旧仮名)
/
巌谷小波
(著)
むかし
或
(
あ
)
る
深山
(
みやま
)
の奥に、一匹の虎住みけり。
幾星霜
(
いくとしつき
)
をや経たりけん、
躯
(
からだ
)
尋常
(
よのつね
)
の
犢
(
こうし
)
よりも
大
(
おおき
)
く、
眼
(
まなこ
)
は百錬の鏡を欺き、
鬚
(
ひげ
)
は
一束
(
ひとつか
)
の針に似て、
一度
(
ひとたび
)
吼
(
ほ
)
ゆれば声
山谷
(
さんこく
)
を
轟
(
とどろ
)
かして、
梢
(
こずえ
)
の鳥も落ちなんばかり。
こがね丸
(新字旧仮名)
/
巌谷小波
(著)
幾
常用漢字
中学
部首:⼳
12画
星
常用漢字
小2
部首:⽇
9画
霜
常用漢字
中学
部首:⾬
17画
“幾”で始まる語句
幾度
幾
幾何
幾歳
幾日
幾人
幾許
幾年
幾個
幾干