“あぜくら”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:アゼクラ
語句割合
校倉77.8%
畔倉11.1%
畦倉11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
氷霧に蝕む北方の屋根に校倉あぜくら風の憂愁を焚きあげて、屠られた身の影ともない安手の虚妄をみてとつたいま、なんと恐ろしいものだけだらうか。
逸見猶吉詩集 (新字旧仮名) / 逸見猶吉(著)
じんは以て下にあつけんは以てもちゐるにたるくわしてゆるめずくわんしてよくだんずとされば徳川八代將軍吉宗公の御治世ぢせい享保年中大岡越前守忠相殿たゞすけどの勤役きんやく數多あまた裁許さいきよ之ありしうち畔倉あぜくら重四郎ぢうしらう事蹟じせき
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
見合居し處幸手宿の畔倉あぜくら重四郎と三五郎と申者の聲ゆゑ徐々そろ/\立寄たちよりしに相手の者三人はみな切殺され是は浪人らうにんの八田掃部とならびに練馬藤兵衞三加尻茂助と申せし者共なり其時重四郎の申には何卒なにとぞ此死人を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
私がった下男げなん老爺ろうや夫婦たち一同が、そろって市内畦倉あぜくら町の菩提寺ぼだいじ、厳浄寺で墓前の祭りを営んでいる最中に、無人の屋敷より原因不明の怪火を発し、由緒ある百八十年の建物は
棚田裁判長の怪死 (新字新仮名) / 橘外男(著)