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校倉
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あぜくら
ふりがな文庫
“
校倉
(
あぜくら
)” の例文
また
倉
(
くら
)
のような
建
(
た
)
て
物
(
もの
)
は、
多
(
おほ
)
くは
今日
(
こんにち
)
も
奈良
(
なら
)
の
正倉院
(
しようそういん
)
の
御倉
(
おくら
)
などに
見
(
み
)
るような、
木
(
き
)
を
組
(
く
)
みあはせた
校倉
(
あぜくら
)
といふものであつたと
思
(
おも
)
はれます。
博物館
(旧字旧仮名)
/
浜田青陵
(著)
氷霧に蝕む北方の屋根に
校倉
(
あぜくら
)
風の憂愁を焚きあげて、屠られた身の影ともない安手の虚妄をみてとつたいま、なんと恐ろしいものだけだらうか。
逸見猶吉詩集
(新字旧仮名)
/
逸見猶吉
(著)
だが、維新の廃仏騒ぎには、宮司の機転で、宝物の全部を、紅葉谷の
校倉
(
あぜくら
)
に深く
隠蔽
(
いんぺい
)
して、あの全国的な災害から、危うくのがれたものだとある。
随筆 新平家
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
クリロフの家は樺太における露人の住居特有な
校倉
(
あぜくら
)
式の丸太組のそれではなかった。極めて粗末なバラックで、ただ洋風に窓を
劃
(
しき
)
り羽目板をぶつけたに過ぎない。
フレップ・トリップ
(新字新仮名)
/
北原白秋
(著)
モオリーは雑木林のはずれの
校倉
(
あぜくら
)
づくりの小屋に寝ていたが、七月といえば
王鮭
(
キングサモン
)
が終ってまさに
犬鮭
(
ドックサモン
)
のシイズンにかかり、毎日六千尾から一万尾という、
鮭時
(
サモンタイム
)
の中でもいちばん忙しい時期で
南部の鼻曲り
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
▼ もっと見る
「
校倉
(
あぜくら
)
風のでしょう。あれはいい。豊原のはいり口でも見かけましたが。」
フレップ・トリップ
(新字新仮名)
/
北原白秋
(著)
森の手に寒き
校倉
(
あぜくら
)
足
騰
(
あが
)
り正倉院は今ぞ大霜
夢殿
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
校倉
(
あぜくら
)
よ、露西亜びとの住み棄てし小舎
海豹と雲
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
校
常用漢字
小1
部首:⽊
10画
倉
常用漢字
小4
部首:⼈
10画
“校”で始まる語句
校長
校庭
校尉
校書殿
校舎
校訂
校長先生
校合
校舍
校書