“あくた”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
91.5%
2.8%
埃芥1.4%
塵埃1.4%
悪垂1.4%
芥田1.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これすなわち僕の若返りの工夫くふうである。要するに脳髄のうずいのうちに折々大掃除おおそうじを行って、すすごみあくたえだ等をみな払うことをしたい。
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
いかにかれは零落するとも、都の巷に白馬どぶろくを命として埃芥あくたのように沈澱ちんでんしてしまう人ではなかった。
河霧 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
そうだそうだ真っ直ぐにな。おやこの餓鬼は横へ曲がったな。餓鬼のくせに云う事を聞かぬ。根性曲がりの悪垂あくたれ小僧め、ほんとに小憎らしい小僧じゃアねえか!
姫路野里の芥田あくたという呉服店に働きに出、一時は家計を助けたが、間もなくその店で失敗し、大阪へ出て新規蒔き直しをしようとした矢先き、明治十六年九月十二日腸チフスで亡くなった。
故郷七十年 (新字新仮名) / 柳田国男(著)