“あいかわ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
相更44.0%
相変36.0%
相川12.0%
相替4.0%
相渝4.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
予はめさまし草を以て、相更あいかわらず公衆に対しても語って居る。折々はまた名を署せずに、もしくは人の知らぬ名を署して新聞紙を借ることもある。
鴎外漁史とは誰ぞ (新字新仮名) / 森鴎外(著)
そこでもかれ宿やどからずに、終日しゅうじつ相変あいかわらず長椅子ながいすうえころがり、相変あいかわらずとも挙動きょどう愛想あいそうかしている。
六号室 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)
云わなかったわね。あたし相川あいかわヒトミっていうの。親から譲られたお金で、勝手な暮しをしている変りものよ。あなたのお友達になってあげるわ。あんまり独りぼっちで、可哀そうだから
女妖:01 前篇 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
モシモシはばかりながら一寸ちょとものをお尋ね申しますと云うような口調に出掛けて、相替あいかわらず下らぬ問答を始め、私は大阪生れで又大阪にも久しく寄留して居たから
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
ソレから江戸に出て来ても相替あいかわらずその通り、朋友も多い事だから相互あいたがいに往来するのは不断の事で、しきりに飛廻とびまわって居たけれども、さて例の吉原とか深川とか云う事になると
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
相渝あいかわらず娘の方ではそんな父親が監視していることなぞ知らないものですから一向いっこうおかまいなしで毎晩庭へ出るのだそうです。
不思議な国の話 (新字新仮名) / 室生犀星(著)