相替あいかわ)” の例文
モシモシはばかりながら一寸ちょとものをお尋ね申しますと云うような口調に出掛けて、相替あいかわらず下らぬ問答を始め、私は大阪生れで又大阪にも久しく寄留して居たから
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
ソレから江戸に出て来ても相替あいかわらずその通り、朋友も多い事だから相互あいたがいに往来するのは不断の事で、しきりに飛廻とびまわって居たけれども、さて例の吉原とか深川とか云う事になると
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
コリャ私の名誉で、至極しごく面白い話だから私はめますまい。相替あいかわらずその家に出入しましょう。此処ここで御注意をこうむっれで前非を改めてめるなんて、ソンな弱い男ではござらぬ。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)