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『土達磨を毀つ辞』
ふりがな文庫
『
土達磨を毀つ辞
(
つちだるまをこぼつじ
)
』
汝もといづくの辺土の山の土くれぞ。急須となりて茶人が長き夜のつれづれを慰むるにもあらねば、徳利となりて林間に紅葉を焚くの風流も知らず。さりとて来山が腹に乗りて物喰はぬ妻と可愛がられたる女人形のたぐひにもあらず。過去の因業いまだ尽きず、拙きす …
著者
正岡子規
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
初出
「ホトトギス 第二巻第一号」1898(明治31)年10月10日
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約2分(500文字/分)
朗読目安時間
約3分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
曠
(
こう
)
蓋
(
ぶた
)
破
(
や
)
切
(
せつ
)
穿
(
うが
)
恨
(
うらみ
)
如
(
し
)
疾
(
と
)
頬
(
ほお
)
睨
(
にら
)
粉
(
こ
)
蓑笠
(
みのかさ
)
蚯蚓
(
みみず
)
行脚
(
あんぎゃ
)
踏
(
ふ
)
輪廻
(
りんね
)
達磨
(
だるま
)
金箔
(
きんぱく
)
三界
(
さんがい
)
焚
(
た
)
淋
(
さび
)
拙
(
つたな
)
愛嬌
(
あいきょう
)
急須
(
きゅうす
)
微塵
(
みじん
)
屑屋
(
くずや
)
埃
(
ほこり
)
固
(
もと
)
団扇
(
うちわ
)
因業
(
いんごう
)
古雛
(
ふるびな
)
兀
(
は
)
倦
(
う
)