黒蛇くろへび)” の例文
あたまつてつたほのほ大蛇おろちは、黒蛇くろへびへんじてあまつさ胴中どうなかうねらして家々いへ/\きはじめたのである。それからさらつゞけ、ひろがりつゝちかづく。
露宿 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
黒蛇くろへびよ、あゝ使つかひ。——
哀音 (新字旧仮名) / 末吉安持(著)
仕丁 わしが、しかおさえておりますればこそで、うかつに棄てますと、このまま黒蛇くろへびに成ってのたり廻りましょう。
多神教 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
われを載せたる黒蛇くろへび
哀音 (新字旧仮名) / 末吉安持(著)