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鳥影
ふりがな文庫
“鳥影”の読み方と例文
読み方
割合
とりかげ
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
とりかげ
(逆引き)
白
(
しろ
)
い
雲
(
くも
)
が
浮
(
う
)
かんでいるのが、
島影
(
しまかげ
)
のようにも、
飛
(
と
)
んでいる
鳥影
(
とりかげ
)
のようにも
見
(
み
)
えたのであります。
赤い船
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
開ける雲雀は
嬉々
(
きき
)
としてツンツン啼きながら高く高く
昇
(
のぼ
)
って行き姿を
霞
(
かすみ
)
の中に
没
(
ぼっ
)
する女師匠は見えぬ眼を上げて
鳥影
(
とりかげ
)
を追いつつやがて雲の間から啼きしきる声が落ちて来るのを
春琴抄
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
私の
面
(
かお
)
を見て笑っている……其時思い掛けず「親が大病だのに……」という事が、
鳥影
(
とりかげ
)
のように私の頭を
掠
(
かす
)
めると、急に何とも言えぬ厭な心持になって、私は胸の痛むように顔を
顰
(
ひそ
)
めたけれど
平凡
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
鳥影(とりかげ)の例文をもっと
(6作品)
見る
“鳥影”の解説
「鳥影」(ちょうえいかつては「とりかげ」と読まれていたが、掲載紙の東京毎日新聞において「てうえい」(歴史的仮名遣による表記)と記載されていたことから、最新の全集である『石川啄木全集』第三巻(筑摩書房、1978年)は「ちょうえい(てうえい)」の読みを採用している。)は石川啄木の小説。1908年(明治41年)11月1日から12月30日まで『東京毎日新聞』に連載された。全59回掲載期間の新聞発行は60回あるが、12月1日付が休載のため、この回数である。。
(出典:Wikipedia)
鳥
常用漢字
小2
部首:⿃
11画
影
常用漢字
中学
部首:⼺
15画
“鳥”で始まる語句
鳥
鳥渡
鳥目
鳥屋
鳥居
鳥羽
鳥打帽
鳥籠
鳥越
鳥獣
“鳥影”のふりがなが多い著者
二葉亭四迷
石川啄木
谷崎潤一郎
小川未明