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魚鼈
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ぎょべつ
ふりがな文庫
“
魚鼈
(
ぎょべつ
)” の例文
長岡の神田町では人家の北裏手に、
三盃池
(
さんばいいけ
)
という池がもとはあって、その水に住む
魚鼈
(
ぎょべつ
)
は皆片目で、食べると毒があるといって捕る者がなかった。
日本の伝説
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
(わしが死んでも、それには及ばんよ。ねがわくは
魚鼈
(
ぎょべつ
)
に
施
(
ほどこ
)
し、
禽獣
(
きんじゅう
)
に
飽
(
あ
)
かせてくれ)——と。
梅里先生行状記
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
重さ二両半、神力を以て百味の
飲食
(
おんじき
)
を化成すれど、最後の一口変じて
蝦蟇
(
がま
)
と
為
(
な
)
る、もし道心を発し仏僧を供養せば、その苦を免れ身を変じて
蛇虺
(
へびとかげ
)
と為るも、蝦蟇と
金翅鳥
(
こんじちょう
)
に遭わず、
黿鼉
(
げんだ
)
魚鼈
(
ぎょべつ
)
を食い
十二支考:03 田原藤太竜宮入りの話
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
魚鼈
(
ぎょべつ
)
居る水を踏まへて
水馬
(
みずすまし
)
五百句
(新字旧仮名)
/
高浜虚子
(著)
関羽は、
于禁
(
うきん
)
を生捕り、
龐徳
(
ほうとく
)
を
誅
(
ちゅう
)
し、魏の急援七軍の大半以上を、ことごとく
魚鼈
(
ぎょべつ
)
の餌として、勢い八荒に震い、彼の名は、泣く子も黙るという
諺
(
ことわざ
)
のとおり天下にひびいた。
三国志:09 図南の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
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七
軍
(
ぐん
)
魚鼈
(
ぎょべつ
)
となる
三国志:09 図南の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
魚
常用漢字
小2
部首:⿂
11画
鼈
漢検1級
部首:⿌
25画
“魚”で始まる語句
魚
魚籠
魚屋
魚河岸
魚籃
魚鱗
魚類
魚釣
魚沼郡
魚族