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高燥
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こうそう
ふりがな文庫
“
高燥
(
こうそう
)” の例文
広告には「土地
高燥
(
こうそう
)
にして空気新鮮遠く都会の雑沓を離れ、児童の勉学並に健康に適す。汽車並に電車の便あり」
いたずら小僧日記
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
都会としては割合に
高燥
(
こうそう
)
な土地に、林の中とも言いたいほど樹木の多いところに、青木の新居を見つけた。
桜の実の熟する時
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
土地は
高燥
(
こうそう
)
にして平面、海に面して前に
遮
(
さえぎ
)
るものなし、空気清く眺望
佳
(
か
)
なり、義塾唯一の資産にして、今これを売ろうとしたらば、むかし
御払下
(
おはらいさげ
)
の原価五百何十円は
福翁自伝:02 福翁自伝
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
彼の持論に従えば、阪神間でも
高燥
(
こうそう
)
な、景色の明るい、散歩に快適な地域なのであるが、それがちょうど揚子江や
黄河
(
こうが
)
の大洪水を想像させる
風貌
(
ふうぼう
)
に変ってしまっている。
細雪:02 中巻
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
土地が
高燥
(
こうそう
)
で、至って閑静で、第一水が良い。
幕末維新懐古談:72 総領の娘を亡くした頃のはなし
(新字新仮名)
/
高村光雲
(著)
▼ もっと見る
彼処
(
そこ
)
でもない
此処
(
ここ
)
でもないと勝手次第に
宜
(
よ
)
さそうな
地所
(
じしょ
)
を見立てゝ、いよ/\芝の
三田
(
みた
)
にある
島原
(
しまばら
)
藩の中屋敷が
高燥
(
こうそう
)
の地で
海浜
(
かいひん
)
の眺望も良し、塾には適当だと衆論一決はしたれども
福翁自伝:02 福翁自伝
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
“高燥”の意味
《名詞》
標高が高(たか)く、燥(かわ)いていること。
(出典:Wiktionary)
高
常用漢字
小2
部首:⾼
10画
燥
常用漢字
中学
部首:⽕
17画
“高”で始まる語句
高
高価
高輪
高尚
高麗
高野
高嶺
高原
高山
高邁