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験
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けん
ふりがな文庫
“
験
(
けん
)” の例文
旧字:
驗
祖父は相当な
喧屋
(
やかましや
)
のようであった。煮物の味加減なども気難しかったらしく、自分で台所に出てきて鍋の蓋を取って
験
(
けん
)
していたのを、私も見かけたことがある。
生い立ちの記
(新字新仮名)
/
小山清
(著)
午後四時半体温を
験
(
けん
)
す、卅八度六分。しかも両手なほ
冷
(
ひややか
)
、この頃は卅八度の低熱にも苦しむに六分とありては後刻の
苦
(
くるしみ
)
さこそと思はれ、今の内にと急ぎてこの稿を
認
(
したた
)
む。
墨汁一滴
(新字旧仮名)
/
正岡子規
(著)
「そりゃもう、皆さんの成さる
事業
(
こと
)
ですから、私が何を言おうでは有りませんが……何時まで待ったら
験
(
けん
)
が見えるというものでしょう。どうも
吾夫
(
やど
)
の話ばかりでは私に安心が出来なくて……」
家:01 (上)
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
時計を出しては一日に
脈
(
みゃく
)
を何遍となく
験
(
けん
)
して見る。何遍験しても
平脈
(
へいみゃく
)
ではない。早く打ち過ぎる。不規則に打ち過ぎる。どうしても尋常には打たない。
痰
(
たん
)
を
吐
(
は
)
くたびに眼を皿のようにして
眺
(
なが
)
める。
野分
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
“験(験を担ぐ)”の解説
験を担ぐ(げんをかつぐ)は、ある物事に対して、以前に良い結果が出た行為を繰り返し行うことで吉兆を推し量ること。また、良い前兆であるとか悪い前兆であるとかを気にする、すなわち、縁起を気にすることや、縁起を気にして物事の成功を願った行動を行うこと。験担ぎ(げんかつぎ)、ゲン担ぎとも言う。これが過度になり、生活に支障が出るほどになると強迫性障害となる場合もある。。
(出典:Wikipedia)
験
常用漢字
小4
部首:⾺
18画
“験”を含む語句
経験
修験者
試験
実験
効験
霊験
実験室
先験的
体験
修験
験者
有験
利験
運験
競争試験
学年試験
灵験
模擬試験
其験
心霊実験会
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