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駅夫
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えきふ
ふりがな文庫
“
駅夫
(
えきふ
)” の例文
旧字:
驛夫
往って見ると此は
不覚
(
ふかく
)
、
扉
(
と
)
がしまって居る。
駅夫
(
えきふ
)
に聞くと、睡むそうな声して、四時半まではあけぬと云う。まだ二時前である。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
丁度
(
ちやうど
)
其時大島の重ねに同じ羽織を着て薄鼠の縮緬の絞りの
兵児
(
へこ
)
帯をした、
口許
(
くちもと
)
の締つた地蔵眉の色の白い男が
駅夫
(
えきふ
)
に青い切符を渡して居た。
御門主
(新字旧仮名)
/
与謝野晶子
(著)
駅夫
(
えきふ
)
が鈴を鳴らして構内を歩きまわりはじめた。それとともに場内は一時にざわめきだして、人々はひとりでに浮足になった。婆やはもう新井田の奥さんどころではなかった。
星座
(新字新仮名)
/
有島武郎
(著)
「もし、もし、もし……
駅員
(
えきゐん
)
の
方
(
かた
)
、
駅
(
えき
)
の
方
(
かた
)
——
駅夫
(
えきふ
)
さん……」
続銀鼎
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
駅夫
(
えきふ
)
の
呼声
(
よびごへ
)
も
何
(
なん
)
となく
沈
(
しず
)
んで
聞
(
きこ
)
えた、もー八時近くである
夜汽車
(新字旧仮名)
/
尾崎放哉
(著)
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若き
駅夫
(
えきふ
)
の眼をも忘れず
一握の砂
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
駅
常用漢字
小3
部首:⾺
14画
夫
常用漢字
小4
部首:⼤
4画
“駅”で始まる語句
駅
駅路
駅逓
駅中
駅員
駅馬
駅伝
駅前
駅継
駅場