“えきふ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
駅夫54.5%
役夫36.4%
驛夫9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
丁度ちやうど其時大島の重ねに同じ羽織を着て薄鼠の縮緬の絞りの兵児へこ帯をした、口許くちもとの締つた地蔵眉の色の白い男が駅夫えきふに青い切符を渡して居た。
御門主 (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)
今後議院の権は役夫えきふ・職人の手に帰し、あるいは害あるべしといい、あるいは益あるべしといい、議論喋々ちょうちょうたりしが、その成跡を見れば、いずれも無益の取越し苦労なり。
学者安心論 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
列車れつしやはひつたとき驛夫えきふ少年せうねんくるまけてとほる。
魔法罎 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
來合きあはせて立停たちどまつた、いろしろ少年せうねん驛夫えきふ引取ひきとる。
魔法罎 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)