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馬舎
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うまや
ふりがな文庫
“
馬舎
(
うまや
)” の例文
ポポーヷ (伏眼になって)ルカー、おまえ
馬舎
(
うまや
)
へ行ってね、今日はトビーにカラス麦を
一粒
(
ひとつぶ
)
もやらないように、言って来ておくれ。
熊:笑劇 一幕
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
ここの家にもあるが、何処の旅籠屋にも、
馬舎
(
うまや
)
が付きものになっていて人間の宿屋というより、馬の宿屋といったほうが近かった。
宮本武蔵:06 空の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
それが、
何故
(
なぜ
)
かというと、三誠社という
馬車
(
うまぐるま
)
を扱う大きな運送店があって、その前身が、伝馬町の大牢の、
咎人
(
とがにん
)
の引廻しの
馬舎
(
うまや
)
だったというのだ。
旧聞日本橋:02 町の構成
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
訝
(
いぶか
)
しけれど門の中に入りて見るに、大なる庭にて紅白の花一面に咲き
鶏
(
にわとり
)
多く遊べり。その庭を
裏
(
うら
)
の方へ
廻
(
まわ
)
れば、牛小屋ありて牛多くおり、
馬舎
(
うまや
)
ありて馬多くおれども、一向に人はおらず。
遠野物語
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
ポポーヷ どうぞお願いですから、そんな大きな声をなさらないで! ここは
馬舎
(
うまや
)
ではございません!
熊:笑劇 一幕
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
▼ もっと見る
味方の目をしのんで、一
散
(
さん
)
に、ふもとへ走っていった
小幡民部
(
こばたみんぶ
)
とほかふたりは、やがて、夜のしらしら明けに、
麓
(
ふもと
)
の
馬舎
(
うまや
)
から三
頭
(
とう
)
の
駿馬
(
しゅんめ
)
をよりだして、ヒラリと、それへまたがった。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
馬をはずしておけ! すぐは立たんからな! おれは当分ここにいるんだ!
馬舎
(
うまや
)
へ行って、うちの馬にカラス麦をやるようにそう言え! ええこの野郎、また左の副え馬が
熊:笑劇 一幕
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
いずれ、
馬舎
(
うまや
)
の馬丁か、浦人の小者かであろうと思い、小次郎は
平の将門
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
馬
常用漢字
小2
部首:⾺
10画
舎
常用漢字
小5
部首:⼈
8画
“馬”で始まる語句
馬鹿
馬
馬鈴薯
馬丁
馬蹄
馬糞
馬子
馬車
馬士
馬酔木