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餓鬼大将
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がきだいしょう
ふりがな文庫
“
餓鬼大将
(
がきだいしょう
)” の例文
旧字:
餓鬼大將
そうしてこれからこの
餓鬼大将
(
がきだいしょう
)
であった兄と不愉快な言葉を交換して、わが家を出なければならないという変化に
想
(
おも
)
い及んだ。
行人
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
そして、このとんぼ
組
(
ぐみ
)
の
餓鬼大将
(
がきだいしょう
)
とかげ口をいわれているものは、
結城秀康
(
ゆうきひでやす
)
の子で
家康
(
いえやす
)
には
孫
(
まご
)
にあたる、
徳川万千代
(
とくがわまんちよ
)
である。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
子供の
正一
(
しょういち
)
も家の冷い空気に当ると、外の
餓鬼大将
(
がきだいしょう
)
が
俄
(
にわか
)
にしおしおして了うのだった。
お勢登場
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
私たちの
餓鬼大将
(
がきだいしょう
)
であった中学生の実さんがいて、実さんが私を見かけて、「清ちゃん、どこへ行くの?」と呼びかけたのを聞き流して行くと、いきなり後から大きな
掌
(
て
)
で目隠しをされた。
桜林
(新字新仮名)
/
小山清
(著)
餓鬼大将
(
がきだいしょう
)
、とくいになって
苦心の学友
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
▼ もっと見る
「小さい内から
悪戯
(
いたずら
)
ものでね。あいつが
餓鬼大将
(
がきだいしょう
)
になってよく
喧嘩
(
けんか
)
をしに行った事がありますよ」と坂井は御互の子供の時の事まで一口
洩
(
も
)
らした。
門
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
秀吉はときどき、
尾張
(
おわり
)
の
中村
(
なかむら
)
で村の
餓鬼大将
(
がきだいしょう
)
だった時代のような言葉づかいを、ちょいちょいつかう。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
家康
(
いえやす
)
の
孫
(
まご
)
、
徳川万千代
(
とくがわまんちよ
)
を
餓鬼大将
(
がきだいしょう
)
といただく、お
小姓
(
こしょう
)
とんぼ
組
(
ぐみ
)
の
面々
(
めんめん
)
である。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
小供の時分喧嘩をして、
餓鬼大将
(
がきだいしょう
)
のために
頸筋
(
くびすじ
)
を
捉
(
つら
)
まえられて、うんと精一杯に
土塀
(
どべい
)
へ
圧
(
お
)
し付けられた時の顔が四十年後の
今日
(
こんにち
)
まで、
因果
(
いんが
)
をなしておりはせぬかと
怪
(
あやし
)
まるるくらい平坦な顔である。
吾輩は猫である
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
“餓鬼大将(ガキ大将)”の解説
ガキ大将(がきだいしょう:餓鬼大将)とは、子供の集団で、最も力が強く、威張っている者を指す。
(出典:Wikipedia)
餓
常用漢字
中学
部首:⾷
15画
鬼
常用漢字
中学
部首:⿁
10画
大
常用漢字
小1
部首:⼤
3画
将
常用漢字
小6
部首:⼨
10画
“餓鬼大”で始まる語句
餓鬼大將