飛立とびたつ)” の例文
追つて走り行くにぞアラ有難ありがたうれしやと飛立とびたつばかりに打喜悦うちよろこび泊りの宿へといそぎ行きしにお專與惣次を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
御駕籠訴おかごそゆくか行ぬか天下の吟味かなはぬ迄も願つて見ん夫で行ねば是非もないをつと大事だいじと思ふなら己と一所に願ひ出よと聞てお節は飛立とびたつ思ひ夫なら父樣寸時ちつとも早ふ御駕籠訴とやら云事を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
一寸ちよつとなりともきかるゝなら私もお前に云事ありお前の連合つれあひ道十郎殿あん事柄ことがらなられしは全く誰もる者なし實はあのをり十兵衞をころした奴は外にある夫を知て居らるゝかと聞よりお光は飛立とびたつおもひ其十兵衞を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)