“頬板”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ほおっぺた33.3%
ほっぺた33.3%
ほゝツぺた33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
母親殿おふくろどの頬板ほおっぺたのふくれた、めじりの下った、鼻の低い、俗にさしぢちというあの毒々しい左右の胸の房を含んで、どうしてあれほど美しく育ったものだろうという。
高野聖 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
生疵なまきずの絶間もない位、夜はというと座敷を廻り歩いちゃあ、年上の奴に突飛ばされて、仰向けに倒れると見っともないといって頬板ほっぺたたれたもんだ、何のためだ、同じ我々同胞どうぼうの中へ生れて来て
湯島詣 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
母親殿おふくろどの頬板ほゝツぺたのふくれた、めじりさがつた、はなひくい、ぞくにさしぢゝといふあの毒々どく/″\しい左右さいうむねふさふくんで、うしてあれほどうつくしくそだつたものだらうといふ。
高野聖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)