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音声
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のど
ふりがな文庫
“
音声
(
のど
)” の例文
旧字:
音聲
「お師匠さん、あんた、これからその
音声
(
のど
)
を
芸妓屋
(
げいこや
)
の
門
(
かど
)
で聞かしてお見やす。ほんに、
人死
(
ひとじに
)
が出来ようも知れぬぜな。」
歌行灯
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
どこからともなく
蹣跚
(
よろば
)
い出てくるお艶は、毎日決まって近江屋の門近く立って、さて、天の成せる
音声
(
のど
)
に習練の枯れを見せて、往きし
昔日
(
むかし
)
の節珍しく声高々と唄い出でる。
釘抜藤吉捕物覚書:05 お茶漬音頭
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
それから
身体
(
からだ
)
が生れ代ったように丈夫になって、
中音
(
ちゅうおん
)
の
音声
(
のど
)
に意気な
錆
(
さび
)
が出来た。時々頭が痛むといっては
顳顬
(
こめかみ
)
へ
即功紙
(
そっこうし
)
を張っているものの今では滅多に
風邪
(
かぜ
)
を引くこともない。
妾宅
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
「どうも、あんまり結構な話でもねえ。面白くねえだろうから止めにして、台所には
白鳥
(
はくちょう
)
が一本おったっている。
熱燗
(
あつかん
)
をつけて、これで
中々
(
なかなか
)
好い
音声
(
のど
)
なんだ。小意気な江戸前の唄でもきかせようか」
雪之丞変化
(新字新仮名)
/
三上於菟吉
(著)
“音声”の解説
音声(おんせい)とは、人の声、すなわち人が発声器官を通じて発する音である。
基本要素として母音と子音がある。さらに、これらを細かく分類して、特定の言語で意味の違いを弁別・認識する音声の基本単位を音素といい、特定の言語に依存せずに、音声学で分類・定義する音声の基本単位を単音という。
(出典:Wikipedia)
音
常用漢字
小1
部首:⾳
9画
声
常用漢字
小2
部首:⼠
7画
“音”で始まる語句
音
音信
音色
音沙汰
音楽
音頭
音曲
音羽
音響
音物